2008-01-01から1年間の記事一覧

秋葉原事件の余韻

さて、今週発売の週刊SPA!は、またまた快挙ともいうべき記事がおおかったですね。つい2~3号まえまでモテない人への迫害ばかりやっていたのに、今回の号はまるで別の雑誌ではないかとおもえるほど、非モテの人間への同情的な記事がめだってよかったです。 し…

久々にマスコミに感謝!(秋葉原通り魔事件関連記事)

さて、先週末からずっと気になっていたんですが、今週発売の週刊誌で、例の秋葉原の通り魔事件がどういうふうにあつかわれるかが心配でした。 ふたを開けてみると、なんと週刊朝日とアエラは、ともに大変共感できる内容でよかったです。いやはやアエラに関し…

秋葉原通り魔事件の補足

さて、前回の日記では、イレギュラーで月曜日に更新しました。というのも、秋葉原の通り魔事件が、本サイトとしては見逃せない問題をいくつか含んでいた事件だったからです。 前回の日記では、事件の背景にある派遣会社の首切りの問題をとりあげましたが、前…

秋葉原通り魔事件について

さて、本来は週一ペースで更新するはずのこのページですが、ずっとブログになるまえから、マスコミのオタクバッシングに反論しづつけた本サイトとしては、今回のこの「秋葉原通り魔事件」については、やはりふれないわけにはいかないでしょう。なので珍しく…

受をつたえる旅

さて、先日会社帰りに、ある食堂に入ったら、そこのテレビで爆笑問題の司会のバラエティー番組がやってて、その番組では「学校の教室に防犯カメラをつけるべきかどうか」ということについてタレントたちが討論していました。 この番組は、ちらっと終わりの方…

現実的な社会変革

さて、本来このブログは「第二期ウルトラ」の評論をやるためのものだったんですが、最近は脱線してニート・フリーター問題の文章がおおくなってしまっています。 本来は筆者は第二期ウルトラ云々よりも、かつて福祉国家(社会民主主義)だった日本が、90年代…

不良は「反社会」なのか?

さて、今朝たまたま更新がおくれて今自分のブログをあけたら、いきなりアクセス数が150を超えててびっくりしましたね。どうしちゃったんでしょうか? さて、昨日の報道によると、ドラマ『ごくせん』の以前の放送分の内容で「不良を讃えるような内容があった…

地震はスッポンで予知?

さて、今中国の四川大地震が大変なことになっています。まさかあんなにものすごい地震だとはおもっていなかったので怖いですねえ。そのすこし前は茨城と栃木でも、比較的おおきい地震がありました。 で、東京でも今年中に大地震がくるといっているブラジル人…

脚本イコール脚本家ではない

さて、何回か前に日記で、デンマークの雇用政策についてふれました。デンマークの雇用政策では、失業前の給料より少しやすいだけの失業保険がでて、しかも次の仕事を斡旋してくれるということで、これは、日本の今の雇用問題の解決のついての、ひとつの選択…

「私には夢がある」の意味

さて、前回の日記の補足ですが、フリーになったあとにあまりパッとしなかった脚本家というと、筆者としてはタツノコプロの陶山智なんかもそうなんじゃないでしょうかね。 陶山氏は、それこそタツノコプロの企画室の社員だったときは、メインの鳥海尽三のわき…

映像作品は複数の人間の意匠の集合である

さて、前回の日記のひきつづきですが、アナーキズムについて補足します(今日のゴーオンジャーと仮面ライダーキバは見たでしょうか? 読んでからのお楽しみ!)。 アナーキズムとは、本来は無政府共産主義とでもいうべきものであり、中央政府がないことを「…

天皇制はなぜ右翼なのか

さて、前回の日記のつづきです。前回、マルクスら共産主義者たちが唱えた歴史の発達段階論というのを紹介しました。今回は発達段階論における天皇制の位置について説明します(ゴーオンジャーと仮面ライダーキバの今日の放送は見たかどうかって? 読んでから…

歴史の発展段階論について

今日のゴーオンジャーと仮面ライダーキバはみたでしょうか? 最後まで読んでくださいね! どっかでふれているかもしれませんよ?? さて、先日の日刊スポーツの記事には、ジーコが最近になってチームプレーや戦術を重視してきたという興味深い記事がありまし…

脚本は脚本家ひとりの作品ではない

一応このHPも最低週一ペースで更新しないとわすれさられるんで、更新いたします。今日のゴーオンジャー、仮面ライダーキバはみたかどうかですって? さあどうなんでしょう??。この文章のどこかにゴーオンジャー、仮面ライダーキバについて書いてあるかも…

光子ロケットは宇宙の平和のためにしか使わないんですよ!

先週の日記を、この題名にすればよかったですね(笑)。 シルバー仮面の等身大の時は、けっこう「地球のため」「人類のため」「宇宙の平和のため」というセリフが頻出するんですよ。このことは、シルバー仮面のドラマを語るとき、実はかなり重要なことなのに…

光子ロケットは個人的な目的ではつかわないんですよ!

さて、最近またまた久々に『シルバー仮面』の第二話をみかえましました。この2話の冒頭で春日光三が「光子ロケットで親父の仇の宇宙人を倒してやる!」というと、それを聞いた春日光一が「光子ロケットは一個人の恨みを晴らすような小さな目的ではつかわない…

チグリス星人の目的は宇宙征服ですよ!

ひさびさにシルバー仮面の1話をみましたが、ちゃんとチグリス星人は「我々チグリス星人が宇宙を征服する日もちかい」とセリフでしゃべっています。 それなのに、ネットで検索すると、チグリス星人までも「地球人の宇宙進出を侵略と誤解して光子ロケットの開…

『シルバー仮面大図鑑』について

さて、先週のゴーオンジャーの感想は、ほぼその前の回の感想と同じなんで割愛しました。 というのも、先週の話は、その前の回より「地球をまもる」とか「世界をまもる」とか、その手のセリフがでたほうが自然なストーリーなのに、なんか肝心なところでウヤム…

幻の21章についての補足

さて、前々回からのつづきですが、『時計じかけのオレンジ』の映画は、実は原作小説の重要な部分をカットしたまま映画にしてしまい、原作者のバージェスが批判していたということをかきました。 『時計じかけのオレンジ』は、原作ではラストに主人公の少年は…

ゴーオンジャー4話雑感

今日のもなかなかよかったですね。 まあ本来ならブラックの小型化した車を子どもから返してもらう場面は、「それは地球をまもるために必要な大事なものなんだ」とか、そういうふうに説得するほうがいいとおもうし、かつての番組ならそういう台詞になってたと…

幻の21章をもとめて

さて、ひさびさの土曜以外の日の更新です。 このサイトでは、たちあげた当初から、少年犯罪の増加についての分析をおこなってきました。 筆者は、少年犯罪の増加は、90年代に言論人たちがニーチェ的なニヒリズム(犯罪の肯定)をかたってきたことが少年に影…

ゴーオンジャー3話雑感

さて、今日のもなかなかよかったですね。仲が少々悪いレッドとブラックが、それぞれ別のやり方で事件を解決しようとすると、どちらも有効な手段だった、というオチがなかなか新鮮でした。普通ならどちらかが有効でどちらかが間違いという結果になるんですが…

ゴーオンジャー2話雑感

こういうタイトルをつけるのも何日ぶりでしょうか。こちらが先週予想していたことが、いい意味でうらぎられました。ちゃんと世界をすくうという台詞もあったし、面識のない人間を救助する場面もたくさんあって言うことなしでした。 今回はなかなか楽しめまし…

これが70年代アニソンの原点か?!

前回の日記で「一人は万人のために。万人は一人のために」という言葉がかつては左翼系の運動でよくかたられたということを書きましたが、これの補足です。 「一人は万人のために。万人は一人のために」という言葉が左翼系運動でよくつかわれていたことについ…

ポスト・ロストジェネレーションって?

今でている『論座』の特集の『ポスト・ロストジェネレーション』というのは、ちょっとひっかかる特集ですねえ。 というのも、この特集の186ページ(三段目)から187ページ(一段目)にかかれてあることは、なにやら「正社員を企業が採用するようになることは…

中二病におかさた90年代

さて、毎回週一ペースで更新してきた本ブログですが、今週は前回の日記を多くの人に読んでいただこうかとおもって、更新しないでおこうかとおもっていました。しかし、更新しないと、読んでくれなくなる人が増える可能性があるので更新します。 前回までの日…

偽装だらけの90年代

さて、今日は仮面ライダーキバの1話が放送されたそうです。本当ならこの番組には、もう一切ふれたくないんですが、アクセス数をアップさせるためにあえてふれます。 といっても、この番組についてなにか言え、となると、以前この日記で書いた以下のことを繰…

恋愛至上主義は「ひとつの答え」

さて、ここのところ、連続して最近公開された『アメリカVSジョン・レノン』についての話をしてきました。この映画でわかったことは、不良というのはアメリカ政府にとっては反体制ではなく、社会主義的な運動にのりだす人間こそが、本来の反体制だということ…

不良はアメリカ政府にとって人畜無害

さて、前回の日記をおおくの人によんでいただきたかったので、あえて新年のごあいさつは先延ばしにしていました。改めて、あけましておめでとうございます。 *参考 前回の日記『おれたちの人生をかえせ』 http://blogs.yahoo.co.jp/wandaba_station/5277997…