ゴーオンジャー4話雑感

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今日のもなかなかよかったですね。
まあ本来ならブラックの小型化した車を子どもから返してもらう場面は、「それは地球をまもるために必要な大事なものなんだ」とか、そういうふうに説得するほうがいいとおもうし、かつての番組ならそういう台詞になってたとおもうんですが、単に「もともと俺たちのものだから返して」という台詞になってましたねえ。
そのまえに一応少年を救うということをやってるんでよかったですが。まだ、内部的に反発があるのか、あるいは2ちゃんねらーたちを刺激しないようにとか、いろいろな配慮からああいう台詞になってたようにおもいますね。

怪人がアントニオ猪木のパロディをやっているのはなんでかなとおもったら、単にアゴが長いからだったんですねえ。気づくのに時間がかかりました。

あと、炎神のデザインが、なんでああいう目玉をはっきり描いたデザインなのかとおもってましたが、今回みたら映画『カーズ』を意識してああなったみたいな感じがしましたね。

さて、前回の日記のつづきです。前回の日記『幻の21章をもとめて』では、『時計じかけのオレンジ』の作品解釈が、近年の日本では誤解されており、その根拠として、原作の小説には、実は映画版では省かれていた最後の章が存在し、その章で主人公のアレックスは自分のおこなった暴力を反省するという展開になっているとかきました。

*未読の方はどうぞ。2008/3/5『幻の21章をもとめて』
http://blogs.yahoo.co.jp/wandaba_station/53921891.html

それについての証拠として、80年に日本で出版された『アントニイ・バージェス選集版(2巻)時計じかけのオレンジ』に収録された最終章についてふれました。この情報のソースとして以下のHPをリンクしておきましたが…。
*『情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明』
http://d.hatena.ne.jp/soorce/20070105#p1

上記のHPは、最終章が掲載されていることについてふれているだけでなく、映画版のラストに原作者が納得していなかったということがかかれている訳者あとがきの抜粋もあり、大変参考になるのですが、最後に「捏造画像かもしれない」とか書いていますので、「信憑性のない情報ではないか」と疑った方もいたかとおもいます。

筆者は、上記の『情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明』に掲載された画像は、どうみても加工されたものには見えなかったので、ぜひ現物を自分で確認しようとおもいました。

そして、いろいろ調べていたら、この『アントニイ・バージェス選集版(2巻)時計じかけのオレンジ』が読めるところをみつけました。表参道のカフェ「ストア」は珍しい古書がよめるカフェで、このカフェで『アントニイ・バージェス選集版』の『時計じかけのオレンジ』がよめます。昨日早速いってきました。
*カフェ「ストア」
http://store-info.jp/

このHPの上に掲載している画像は、筆者が「ストア」で撮影した現物です。現物をみたら『情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明』というサイトに掲載されている画像そのものでした。あとがきの引用部分もページ数も間違いはありません。

ちなみに、「ストア」の本のセレクトをやっている人のブログにも、この「アントニイ・バージェス選集版(2巻)」の話がでてきますので、リンクしておきます。
http://clydeclyde.exblog.jp/5481079/

「ストア」は、半蔵門線表参道駅」のA2出口をでて「原二本通り」をずっと奥まであるくとあります。バナナシェイクを注文しましたが、これだけで680円もしましたね(笑)。ここは貸し出しとかはやっていないんですが、それゆえにいけば確実に読めるとおもいます。

本来なら、ぜひこの本そのものを購入したいところなんですが、なかなか見つかりません。もしもっていらっしゃる方がいたら譲ってくださ~い(最高額で1万ぐらいだったらだせます)。
あと国会図書館にもあるかな? 国会図書館は平日しかやっていないんで、なかなか行きづらいですねえ。もし行ってしらべたという方がいらっしゃたら教えてください。

話は関係ないですが、こないだフトおもいだしたんですが、そういえば『ウルトラマンレオ』のババルウ星人の話のラストには、ナレーションで『~そして、ウルトラタワーにも、正義の炎が燃えはじめたのであった』という台詞がありました。

以前、この日記の『これが70年代アニソンの原点か?!』で書きましたが、かつて左翼系の運動家たちにうたわれた『インターナショナルの歌』には、この「正義の炎」ということばがありました。そうなると、この『レオ』のババルウ星人の回のラストのナレーションは「インターナショナルの歌」の引用ということになりますね?! 

*未読の方はどうぞ。2008/2/17『これが70年代アニソンの原点か?!』
http://blogs.yahoo.co.jp/wandaba_station/53615468.html