今日もホントは書くことがないが…

さて、今日もほんとはこれといって書くことがないんですが、更新しないと忘れられそうなんで更新します。

前回の日記で書きましたが、ゴーオンジャーでは、なんと先週ホームレスに主人公が鉄拳制裁で自己責任論を押し付けるという、もうどうしようもない作品が放送されました。このことも、筆者としては思い出すたびに腹が立つ思いです。

*参考:前回の日記『今日はあまり書くことはないが…』
http://blogs.yahoo.co.jp/wandaba_station/57451698.html

先週にながれたニュースでは、景気悪化の影響で企業から採用内定を取り消された来春卒業予定の学生は、全国で331人に上ることが28日、厚生労働省の調査で分かったそうです。

*『内定取り消し、全国で331人=特別相談窓口を設置-厚労省』(11月28日12時30分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081128-00000075-jij-soci

このニュースによると、採用内定は合理的な理由がないと取り消すことができないのですが、泣き寝入りしている学生も多いとみられるそうです。
そういう不当な内定取り消しをやった企業の一つの日本綜合地所では、学生と労組が同社を訪れて団体交渉を申し入れたそうです。

*『日本綜合地所、53人内定取り消し 学生側、団交要求』
http://www.asahi.com/business/update/1128/TKY200811280307.html?ref=rss

前述のように、ホームレスに鉄拳制裁で自己責任論をおしつけるドラマを平然と作っている今の東映テレビプロのスタッフは、こういう報道をみてどうおもうんでしょうか??
こうやって企業側に団体交渉を行なう学生たちに対して「あまったれるな」とかいって一人ひとりぶん殴ってまわるんでしょうかねえ。子どもをそういう価値観の人間に育てようというのが、今の東映テレビプロの狙いなんでしょうか??

そうはいっても、先週は筆者的にはちょっと明るいニュースもありましたね。mixiが完全紹介制を廃止すると発表しました。はっきりいってmixiというのは、完全紹介制にしても、ちっともセキュリティーがあがっていないうえに、単にイジメの新しい手段を日本社会に作り出しただけでしたからねえ。

mixiの社長のインタビューによると、つねに「mixiに参加したいのに知り合いにmixiユーザーがいなくて困る」という問い合わせが絶えなかったそうです。結局「面識のある人間の縁」だけだと、当然取りこぼされる人間たちがでてくるということを、このmixiの事例は証明した形になりました(これも筆者がかなり前からこのサイトで書いていたことです)。ただし、mixiの完全紹介制の廃止は、来年の春というのは遅すぎですねえ。せめて来年の最初からにすべきですよ。

*このmixiの問題についてふれた過去の日記です。
『大人が学ぶべき「寓話」』
http://blogs.yahoo.co.jp/wandaba_station/56680780.html

あと、以前このサイトで初代ウルトラマンのデザインの元ネタの疑いのある作品として、バウハウスの作家オスカー・シュレンマーの「トリアディック・バレエ」に登場する仮面を紹介しました。

*未読の方はどうぞ。
『緊急スクープ?初代マンのデザインの元ネタ!?』
http://blogs.yahoo.co.jp/wandaba_station/56811513.html

この「トリアディック・バレエ」の動画をユーチューブで見つけたので、よろしかったらご覧ください(これはちゃんとスクリーンショットが撮れます。ぜひ撮って証拠として保存しましょう)
http://jp.youtube.com/watch?v=xMDtwC76HjA&feature=related

この動画の、後半に差し掛かったところで、背景が暗幕になったときに、問題のウルトラマンのような仮面がでてきます。未見の方はぜひご覧ください。

補足:資本主義と社会主義の折衷的な「福祉国家」の成功例であるデンマークは、雇用政策が進んでいて、現在の日本の雇用問題の解決のヒントがあると思えます。デンマークの雇用政策をくわしく知りたい方は以下の日記をどうぞ。
『現実的な社会変革』(過去の記事です)
http://blogs.yahoo.co.jp/wandaba_station/55262715.html