4/22ウルトラマンメビウス雑感

いやあ~今日のも傑作でしたね。意味不明の萌えさんとかいうのはともかく(汗)今回で一番興味があったのは、過去にウルトラマンが生き返ったという前例が多々あるのに、どうやって「ウルトラマンの命はひとつ」というようなテーマを語るのかという点でした。

今回のドラマでは、この部分をうまくクリアーしてました。その上で、ウルトラマンは殺されても生き返るのに、なぜ毎回「ウルトラマンの命は3分だ」とかいうナレーションが入るのか?というウルトラシリーズが初代から抱えていたともいえる矛盾点へのさりげない突っ込みになっていましたね。

今回、劇中で説明されたそういう疑問点へのアンサーは「ウルトラマンが生き返るのは奇跡であり、下手すれば蘇生は不可能」ということ(大意)でしたね。これは筆者が考えていたこととほぼ同じでした。

ウルトラマンは初代のときから、死んだときは他のウルトラマンから命をもらって生き返りましたが、それらはおそらく死体の損傷があまり激しくなかったり、蘇生処置が早かったときのみ、蘇生が可能なんでしょうねえ。タロウが死んだとき、タロウの死体をわざわざゾフィーが冷凍しましたが、これも腐ったら蘇生がむずかしくなるからなんでしょうねえ(ゾフィーの死体は雨ざらしになっていたが、おそらく蘇生不能な状態まで腐る一歩手前だったんでしょう・笑)

さて、こういうことはウルトラマンが人間を蘇生させる場合にもいえるんではないでしょうか。初代のウルトラマンでも、最終回でゾフィーがハヤタを蘇生させていましたが、こういうのは死体の状態によるんではないでしょうか。
第二期では、リライブ光線で怪獣を蘇生させたりしていましたが、これも怪獣の死体の状態や死後どのくらいの時間が経過したか、また怪獣自体の生命力によるんでしょう。レオのギロ星獣は頭だけになっても生き返りましたが、これはやはり生命力が強い生物だったからなんでしょうねえ。

いやはや、今回のドラマには一本取られました。今度メビウスで怪獣を生き返らせる話があったときは、こういう説明もほしいところですね(個人的にですが。でも、こういう理由づけしか考えられんでしょう)。

特撮は、かなり漁村のミニチュアはリアルでしたね。やはりハイスピード撮影だけはフィルムの方がいいとおもったなあ。ストップモーションのようになっちゃうのは惜しい。

マックスには、金子修介とか三池崇史とかが参加しましたが、メビウスもこういう著名な監督をよべないでしょうかねえ。個人的には庵野秀明に本編監督を希望(でも、もう転向しちゃっているか)。あと、マックスのように初期ウルトラに参加した監督を呼ぶのもいいが、どうせなら第二期に参加した監督もよべないでしょうかねえ(真船禎とかは無理?)。