そういえばボウケンジャー、リュウケンドーについて

先日のメビウスの1話ははやはりよかった。オンエア当日、第二期ウルトラびいきの某友人からいきなり電話がきたが、その某友人も興奮さめやらぬ様子でした。メビウスは、1話から「ウルトラマンが人間から非難される」という変化球的な話をやってくれるんですから凄いですねえ。このスタッフは第二期ウルトラの表面的な部分をなぞるだけではなく、根底にながれる精神みたいなものをちゃんとわかっているところがいいですね。

おっと、昨日のボウケンジャーリュウケンドーの感想をアップするのを忘れてました。ボウケンジャーは面白かったけど、これといって書くことがない‥。
いや、大神官ガジャが無抵抗になったとき、攻撃するのではなく「拘束する!」といって捕らえようとしたのはよかった。こういう部分はいろいろ突っ込まれる可能性があるので、今回のようにキチンと描いたのは正解ですね。あと、ニセのブルーを暴くときの作戦がちょっとしたはぐらかしがあってよかった。

リュウケンドーはいきなり新幹部がでましたが、ストーリー的にはなかなかの秀作ではないかと。小さなうわさがだんだん膨らんでいってリュウケンドーを追い詰めるという展開はいいですねえ。

さて、先日、見てなかった仮面ライダー剣の最終回とその直前の何本かをみてみましたが、おもったよりマトモな終わり方でよかったですね。中盤の展開を見ている限り嫌なオチがついて終わるような気配がしましたが、そうでもなかった。主人公の「全ての人をまもる」というポリシーは一応最後まで貫かれたのは安心でしたね。やはり今の東映テレビプロのPDで信用できるのは日笠淳だけなのかなあ~。

そういえば、『60年代アメリカ 希望と怒りの日々』(彩流社)によれば、イッピー(国際青年党)のスローガンに「全ての人にドラッグを!」をいうのがあったそうです(332ページ)。
ものがドラッグなだけにちょっと引く人もおおいとはおもいますが(笑)、あくまで「あなたの大切な人にドラッグを」ではなかったところがミソ。「全ての人に~」というところが、人権というのを重視している60年代のアメリカの新左翼運動家たちらしいスローガンといえましょう(だた、ドラッグというのは体質的にうけつけない人もいるので、本当は「ドラッグを求める全ての人にドラッグを」ではないといけないんだろうけど)。