創価学会を無力化する方法-暫定版

さて、今日もシンケンジャーの感想から入ろうとおもいます。今日のもかなりよかったですね。新レギュラーとして白い色の幹部怪人が本格的に参入しましたが、それにともなって、またも毎年恒例の思想転向がおきるのではないかとおもったらそうではなかったので安心でした。

今回はブルーの洗脳を解く際の逆転劇の伏線の張り方が絶妙で舌を巻きましたね。なんと洗脳の解き方自体はすでに物語の序盤でさりげなく(大方の視聴者にそうとはわからせずに)みせておいて、実は問題なのはその洗脳を解くための「文字力」(ようするに光線技みたいなもの)をどういうタイミングでブルーに浴びせるかだったという脚本の構成力と着想にはうならされました。

そして、最後での、レッドが格下のブルーに対して自分から謝り、それを他のメンバーがみて驚くというところもよかった。またも封建的な序列を否定していて、これも好感のもてる場面でしたね。

さて話はかわって、またも前回と同じようなことをいいますが、最近仕事その他で精神的に余裕がないので、本来長文で書こうとしていたことを、要点だけ簡単に書いてしまおうとおもいます。今日書くつもりだったのは、公明党の支持層をいかに減らすかということです。

今問題になっていますが、タレントの北野誠という人が「ラジオ番組で失言をした」という理由で、番組そのものが終了になり、そのあげくに引退という事態になっています。この問題の報道で一番不思議なのが、いったい北野誠の失言というのは何に対しての中傷だったのか、ということが全く公表されていないことです。

この失言が、本当に社会的なマイノリティにむけた(たとえば韓国人や黒人など)罵倒だったとしたら、その失言の内容が全く公表されずに引退においこまれるということについて「ちょっとやりすぎかもしれないけど一理はあるかもなあ」と筆者もおもいます(そうはいっても、せめて何に対しての中傷なのかぐらいは公表すべきではないかとおもいますが)。

しかし、北野誠といえば、以前、美容整形をやって若作りしている山本リンダを「改造人間」と冗談で揶揄したことがあって問題になりました。
この手の冗談は山本リンダ以外のタレントの場合だったら、そんなに大騒ぎにならなかったようにおもいます。これが大問題になったのは、山本リンダ創価学会の信者だったから、そういう方面から圧力がかかったため、必要以上に騒がれたといううわさもあります。

今回の北野誠の失言による引退というのも、創価学会がらみだとしたらちょっと怖い気もします。

創価学会が、なぜこんなに今だに力をもっているのかということについて筆者なりに考えると、やはり大方の日本の市民が「社会主義共産主義といった左翼思想というのは、本来は生活困窮者や障害者を守るものである」ということを知らないからなのではないかとおもいます。
このことを知っていたら…別の言い方をすればマスコミの表にでてくる文化人がこのことを市民にキチンと伝えていたら、現在創価学会の信者になっている人たちは、みな創価学会ではなく社会主義共産主義に傾倒したはずであり、こんなに創価学会の信者が増えるということはなかったとおもえます。

ここでも、このサイトで一貫して追求している、日本の文化人たちの「左翼思想」への重大な誤解という問題が根底にあるようにおもえます。

*参考:この問題についてふれている過去の日記のひとつです。
『旧左翼と新左翼-暫定版』
http://blogs.yahoo.co.jp/wandaba_station/58966536.html

このサイトでなんどか書きましたが、もともとマルクス主義は「ローマ・カトリックの価値観がベースになっている」のです。
小室直樹は『ソビエト帝国の最期 予定調和説の恐るべき真実』(光文社)において、かなり批判的なニュアンスで「マルキシズムは宗教である」といい「共産主義はローマカトリック系の思想である」と書いています(p148~149)。
リチャード・ローティ ポストモダンの魔術師』(渡辺幹雄/著 春秋社)によると、ローティもマルクス主義を「疑似宗教」とよび、ローマ・カトリックと重ね合わせていたという記述がありました(p305)。やはり社会主義というのは、宗教が内包していた「人間を人間らしく扱う考え方」をベースにした思想だとおもえます。

これら識者による「マルクス主義は宗教の一種だ」という意見は、やや批判的なニュアンスで語られたものですが、この際、日本共産党を代表とする国内の共産主義者たちは「マルクス主義は疑似宗教である」ということを開き直って認めてしまうというのはどうでしょうかね。

そして、「創価学会なんて胡散臭いものを信じるより、マルクス主義を信じなさい」というように、創価学会の信者に「改宗」するように誘導するのです。
いま公明党を支持している人たちが、そのままごっそり共産党の支持層になったら、日本の政界は大変革を起こすとおもえますけどね。

…まあ、こんなことは筆者が思いつくぐらいですから、おそらく筆者以外の人がすでに思いついていて、やってみてうまくいかなかったというようなことが過去にあったのかもしれません。

*追記(2009/4/12 18:42)
北野誠の引退の原因についての、最大有力説がかいてあるページをみつけましたんでリンクしておきます。
http://okwave.jp/qa4870937.html